映画: Chishū Ryū
- 1985
Mishima: A Life in Four Chapters (1985)
Mishima: A Life in Four Chapters7.71985HD
物語は三島由紀夫最後の一日となる朝から始まり、『金閣寺』『鏡子の家』『奔馬』を劇中劇として見せながら三島の生涯を描いていく。 どもりを持つ学生・溝口は金閣寺はその美しさに見苦しい自分の姿を責め悩み、放火をしてしまう『金閣寺』。容姿端麗で華奢な美青年・治が、最後はマゾヒスティックな狂愛に溺れていく『鏡子の家』。剣道に励む青年が同じ学生仲間とクーデターを決起する『奔馬』。そして、三島由紀夫の最期の瞬間に至る…。...
- 1959
お早よう (1959)
お早よう7.71959HD
郊外の住宅地、長屋のように複数の家族が隣り合って暮らしている。林家の息子実(設楽幸嗣)と勇(島津雅彦)はテレビがほしいと両親にねだるが、聞き入れてもらえない。子供たちは、要求を聞き入れてもらえるまで口を利かないというストライキをして、最終的に買ってもらうのだった。 ...
- 1965
赤ひげ (1965)
赤ひげ8.11965HD
山本周五郎原作の『赤ひげ診療譚』を基に、巨匠・黒澤明監督が三船敏郎、加山雄三主演で映画化したヒューマニズム溢れる人情ドラマ。江戸時代の小石川養生所を舞台に、そこを訪れる庶民の人生模様と通称赤ひげと呼ばれる所長と青年医師の心の交流を描く。長崎で和蘭陀医学を学んだ青年・保本登は、医師見習いとして小石川養生所に住み込むことになる。養生所の貧乏くささとひげを生やし無骨な所長・赤ひげに好感を持てない保本は養生所の禁を犯して破門されることさえ望んでいた。しかし、赤ひげの診断と医療技術の確かさを知り、また彼を...
- 1947
長屋紳士録 (1947)
長屋紳士録7.21947HD
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- 1953
東京物語 (1953)
東京物語8.11953HD
戦後変わりつつある家族の関係をテーマに人間の生と死までをも見つめた深淵なドラマ。故郷の尾道から20年ぶりに東京へ出てきた老夫婦。成人した子どもたちの家を訪ねるが、みなそれぞれの生活に精一杯だった。唯一、戦死した次男の未亡人だけが皮肉にも優しい心遣いを示すのだった……。...
- 1962
秋刀魚の味 (1962)
秋刀魚の味7.91962HD
周平(笠智衆)は、妻とは死別し、長男の幸一(佐田啓二)は結婚して家を出て団地暮らし。いまは娘の路子(岩下志麻)と次男の和夫(三上真一郎)と3人安らかに暮らしていた。 ある日、周平はいつものように友人の河合(中村伸郎)、堀江(北龍二)と酒を飲みに行く。 話題は路子の嫁行きの話になり、まだ路子を嫁にやることなど考えてもいなかった周平は悩み始める…。 日本映画界の巨匠・小津安二郎監督の最後の作品で、妻に先立たれた男とその子供達の幸せの中にもなぜか潜む孤独と寂しさを描いた作品。...
- 1949
晩春 (1949)
晩春81949HD
鎌倉で一人娘の紀子と2人で暮らす大学教授の曽宮周吉。妻を早くに亡くしたこともあり、紀子は27歳になる今でも父を置いてよそへ嫁ごうとはしなかった。周吉の実妹・田口まさは、そんな2人が気が気でなく、何かと世話を焼いていた。いつまでも渋る紀子を結婚させるため、周吉はついにある決断をするのだった。...
- 1944
陸軍 (1944)
陸軍6.81944HD
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- 1933
非常線の女 (1933)
非常線の女6.81933HD
岡譲二と田中絹代を暗黒街の男と情婦に配した異色の和製ギャング映画で、二人は与太者とその可憐な姉を自分の属す悪の世界から救う。若き小津のアメリカ映画好きを窺わせる“洋才”の作品だが、衣装・美術に至るまで細部のセンスの良さには目を瞠らされる。 時子(田中絹代)は昼間はタイピストとして働いているが、私生活では三流ヤクザの襄二(岡譲二)と一緒に暮らしている。学生の宏(三井秀夫)もその仲間に加わるが、襄二は彼の姉・和子(水久保澄子)に惹かれる。時子はそれを知り、和子を脅そうとするが逆に彼女を気に入り、自...
- 1959
浮草 (1959)
浮草7.51959HD
旅回りの駒十郎一座の乗った船が港に着いた。駒十郎は一膳飯屋にお芳を訪ね、その昔二人がもうけた清も今では郵便局に勤めていると知って安心する。清には駒十郎はお芳の兄ということになっていた。駒十郎の連れ合いのすみ子は、清のことを不審に思い加代に清を誘惑してくれるよう頼む。加代と清は恋仲になり、それを知った駒十郎は加代とすみ子を激しく叱りつける。客入りの悪くなった一座は解散することになり、駒十郎と清は加代を巡って対立する。お芳は清に駒十郎が実の父親だと打ち明けるが、清は許さず、駒十郎は気が抜けたように立...
- 1958
彼岸花 (1958)
彼岸花7.41958HD
平山は娘の文子が相談もなしに結婚を決めたことを激怒する。知人の娘の縁談には寛容だが、自分の娘の結婚には冷静になれない父親の姿を描いた、小津監督初のカラー作品。...
- 1948
風の中の牝鶏 (1948)
風の中の牝鶏7.11948HD
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- 1933
出来ごころ (1933)
出来ごころ6.61933HD
坂本武演じる喜八を主人公とした「喜八シリーズ」の第一弾。若い二人の恋路に気づいて身を引く喜八の男気を描く人情喜劇の傑作。恋と友情を彩るユーモアが秀逸で、人物像に『和製喧嘩友達』との共通点も見える。 日雇い労働者の喜八(坂本武)は、相棒の次郎(大日方伝)の助けを借りて息子の富夫(突貫小僧)を育てている。次郎と一緒に演芸場へ出かけた喜八親子は、その帰り道で春江(伏見信子)という女性と出会う。彼女は工場をクビになり、行く当てがないという。喜八は、行きつけの食堂の店主である“かあやん”に、春江を泊めて...
- 1934
浮草物語 (1934)
浮草物語7.11934HD
小津安二郎が原作(ジェームス・槇のペンネーム)と監督を担当したサイレント作品。小津安二郎が原作(ジェームス・槇のペンネーム)と監督を担当したサイレント作品。...
- 1935
東京の宿 (1935)
東京の宿6.91935HD
失業した旋盤工の喜八は、ふたりの子どもを連れて職を求め工業地帯を歩き回るが、すべて門前払いを食らってしまい、結局木賃宿に泊まることに。そこで喜八は、幼い娘を連れたおたかという女性に出会うが…。...
- 1967
日本のいちばん長い日 (1967)
日本のいちばん長い日7.11967HD
昭和天皇や閣僚たちが御前会議において降伏を決定した1945年(昭和20年)8月14日の正午から、国民に対してラジオ(日本放送協会)の玉音放送を通じてポツダム宣言の受諾を知らせる8月15日正午までの24時間を描いている。...
- 1957
東京暮色 (1957)
東京暮色7.71957HD
親子愛の断層に焦点を当てた巨匠・小津安二郎の異色作――― 杉山周吉は、20年前、妻にその愛人と逃げられ、長女を嫁がせた今、次女・明子とひっそりと暮らしている。だが、最近明子の帰宅が遅れがちなことに気をもんでいた。明子は年下の恋人の子を妊娠、それを知って姿を消してしまった彼を毎晩探しさまよっていたのだ。そんなある日、ふとしたことから明子は自分や父を捨てた実母と再会。何も知らなかった明子は、母のみだ…...
- 1960
悪い奴ほどよく眠る (1960)
悪い奴ほどよく眠る7.61960HD
日本未利用土地開発公団の副総裁、岩淵の娘佳子と、秘書の西幸一の披露宴が執り行なわれようとしていた。しかし、この西という男、実は5年前、新庁舎の建設に絡む不正入札疑惑で自ら命を絶ち事件の幕引きを図った課長補佐・古谷の一人息子だった……...
- 1969
日本海大海戦 (1969)
日本海大海戦61969HD
日本連合艦隊とロシアのバルチック艦隊との海戦を描いた戦争スペクタクル。ロシアと交戦状態に入った日本軍は、からくもロシア太平洋艦隊を封じ込める。だがその先には、物量で2倍もの兵力を誇るバルチック艦隊が立ちふさがっていた......。多用された合成シーンが、ミニチュアによる日本艦隊を効果的に演出している。円谷英二の遺作となった作品でもある。...
- 1956
早春 (1956)
早春7.51956HD
蒲田に妻と住む杉山正二は、丸ノ内への通勤途中で知り合ったサラリーマンたちと仲良くなり、退社後に遊びに行くのが日課となっていた。妻は退屈な毎日から逃れるように、おでん屋を営む母の実家へ帰ったりしている。通勤仲間と出かけた江ノ島で、杉山は金子千代と接近。千代の誘惑に耐えきれず、関係を持ってしまう。二人の関係に気づいた杉山の妻は家出して、旧友のアパートに転がり込んだ。同僚の死をきっかけに、杉山は自分の生き方を振り返り、千代と別れようと考え始める。ちょうどその頃、会社で地方工場への転勤話が持ち上がった。...